吉方位の影響による毒だしという話はよく出てきます。
占い師もよく言います。
でも私は言いません。
毒出しについてはこれまでも書きました。
今回は少し切り口を変えます。
そもそも凶方位は悪いものじゃ無い?
大凶方位はすっかり悪者にされてかわいそうな限りですが、必要だから存在するという考え方があります。
吉方位だけだと世の中はバランスが取れません。
偏りすぎれば倒れるだけです。
私は鑑定の時によくお伝えしますが「大凶方位が避けられない」なら正面から向き合って取り組んだ方が良いとお伝えします。
ポイントはこの「避けられない」ところ
避けられないということは、言い換えれば「避けたらダメ」ってことです。
ここを勘違いしてしまって、行かないといけないけれど凶方位だから止めましたというお話をたまに聞きます。
さすがに私に鑑定を依頼されたあとには無いと思いますが、善し悪しは別にしても実際にあるお話です。
吉方位の影響も同様ですが「本来、行くべき事」を避けるということは、そのあとになって「もっと大きくて逃れられない現象に見舞われる」運を選択していることになります。
吉でも凶でも、取るべき選択を取らなかったときは、そのあとにもっと大きくて避けられないものが登場します。
この仕組みが分かっていれば「あ、あの選択はダメだったんだな」って気がつけることもあります。
運気は自然とバランスを取ろうとする
だからこそ、何かをよくすれば何かがさがるようになりますし、「どうしたいか」が大事になってきます。
もちろん、平穏無事に過ごしたいという考え方もあります。
こういう場合は吉方位を取り過ぎないことです。
軸となる運気だけ一度上げたら、あとは生活を大事にすれば良いです。
方位をたくさん取った方が良い人というのは、それだけの運を必要とする状況にあることが必須です。
活かす環境も無いのに運だけ取ったら、ただの食べ過ぎ食いしん坊ですからどうなるか分かると思います。
凶方位はどっちかというとやせすぎのがりがり系かな~。
いきなりどん!と栄養(吉)をたくさん取ったら、そりゃあ反動もでます(笑)
運気を上げることよりも今必要な事
大事な事は運気を上げることもあるけれど、自分の立っている現状を理解し、「今」必要な事を一つずつ片付けていくことの方が重要です。
片付けていく中で感じることが次に必要な事。
運は見えないものですが、やることをやっていくことで「それが必要なのか不要なのか」を教えてくれるツールにもなります。
不要なことを切り離していくと、「自分の中のバランスが取れる」ようになっていきます。
「自分のバランスを取る」のが一番大事
目の前の出来事が悪いように見えても、あるいは良いように見えても、それが実際はどうなのか。
それは必要な事を片付けていくことではっきりしていきます。
大切な事はあとにならないと分からない事もあります。
だからこそ、凶方位も必要なときがあるし、吉方位を取らない方が良い時もある、なんでも避ければ良い、取れば良い、そういうことじゃないってことです。