執着の仕方にはコツがあります。
固執、執着はしない方が良いと普段からお話をしています。
理由は簡単でタイミングを逃しやすくなるからです。
自分が望んでいることが良いとは限らないと前にお話をしました(ここ)。
結局、何が良くて何が悪いかなんて、時間が経たないと分からないことばかりなのかもしれないです。
しかし、それではどうにもならないので、良い執着と悪い執着を見極めます。
良い執着というのは「自分自身に執着する」ということです
執着ということは「自分が望んでいることが分かっている」ということでもあります。
それを望んでいるからそうしたくなる、そうせずにはいられない、そんな感じです。
何かをやるときに周りの人が「止めておきなさい」と言ってもやってしまうことです。
こういうことを「執着」と言っても、本人には自覚がありません。
こういう執着は大丈夫です。
ダメな執着というのは「自分以外にねんちゃくしてしまう執着」です
好きになった人だからあきらめられない、手に入れたいとなったら他を押しのけてもやる、そんな思いや行動です。
執着が強い人に幸福度の高い人は寄ってきません。
関わると面倒だからです。
他人を蹴落とし、自分だけが得したいと想うような人が周りに多くいたら要注意です。
これではいくら開運したいと思っても無理です。
運気を上げてもやっぱり無理。
だって、自分で自分を縛っているからです
こういう人は「こうであるべき」という正しさや、「一番良い方法」という感じで一番を求めやすいです。
でも、こうしたら結果が出るっていうことの方が少ないです。
結果が出るためには時間的な経過と、そこに至るまでの過程が必要です。
今の状況は過去の過程の結果です(言い切ると問題がありますが、とりあえずこれも一つの考え方です)。
今の状況が辛いなら、新たな過程を踏まえて違う自分を作って行くと未来が変わります。
この辺の仕組みはシンプルに出来ています。
自分が変わらずに未来が変わることは基本的にありません
だから、執着を切り離していくというのは、自分を変えていく一つの作法です。
問題はどうやるかです。
でも、これは実はかなり簡単です。
「モノを減らしてください」
極論、良い状態にしたいならマンスリーマンションに下着と服だけもって一時的に引っ越しても良いぐらいです。
そうやって数ヶ月過ごしてみて使わなかったモノはいらないモノです。
モノを減らすというのは、ものから意識を切り離す作業です
まあ、ほとんどのモノは忘れちゃってる可能性が高いので尚更です(笑)。
今回のお話は執着が強い人向けに書いていますので、身を切る想いになるかもしれません。
でも、このままの状況では無い違う自分にしたいなら、違う自分へ変わるきっかけを自分で作り出します。
モノを減らすというのは、自分で作り出すきっかけとしては最も簡単な部類ですし、がんばる必要はありません。
人は、極論、今着ているものと、お金の入った財布さえあれば生きていけます(つまり、モノは無くても良いということ)。
そこまでする必要はありませんが、この話の要点は「あ~、結構なんとでもなるもんだな」っていう感覚を身につけることです。
身の回りのモノをどんどん片付けていくことで、「無くても何とかなっていく」「無いなら無いなりにやっていく」ようになります。
すると、自由度が高まっていって「まえはこれぐらいじゃ無いとだめだと想ってたけど、これでも全然問題無い」っていう感じになります。
ここまでくれば昔と随分違ってきています。
生き方も変わってきていますし、考え方も変わっていきます
知らない間に自分が望んでいる姿になっているかもしれません。
「モノを減らす」というそれだけで人生が変わるきっかけを生み出すわけです。
大事な事、肝心なことはシンプルな収まっていきます。
そして、そこから人生を変えてしまうほど大きな動きになります。
一度、シンプルに徹してみると良いです。