入社・入学について「入社・入学初日が凶方位で職場・学校で問題が起きるのでは?と不安になったとき」でお話をしました。
初日の方位が悪いと全部だめなのでは?ということはありませんというお話です。
今回は仕事でやっていることが合わないからやめるのは正しいかどうかがメインです。
「入社して初日から辞めました」という話題が目に付くことがあります。
嫌なら辞めれば良いという考えもあれば、もう少し続けた方が良いのでは?という考えもあります。
どちらが良いかは「その選択の重さ」が関わってきます。
新卒で初めて就職をするケースや大学入学などの場合、違和感を感じてもしばらくは継続をした方が良いことが多いです。
新しい世界は自分も相手も異物
新しい環境に入ってくる人は異物です。
新しい環境に馴染むには自分自身の変化も必要ですし、入った世界が自分を受け入れてくれるための時間も必要です。
目安は大体6ヶ月から1年ぐらいです。
自分が思っていたのと違う度合いが大きいほど、違和感も大きくなるため「失敗した!」と思う可能性も高くなります。
このため「違和感=合わない=辞める」となりやすいですが、この判断は間違っている可能性が高いです。
違和感があることは当然だからです。
違和感が普通なのが新世界
新しい環境に馴染むためには時間が掛かり、お互いがお互いに慣れるのにも時間が掛かります。
自分側だけの事を考えず、受入側も同じようにストレスが掛かっていると理解した方が良いということです。
相手側の事も考えることの必要性は「その場所に望んで入ったのですよね?」という前提条件があるからです。
印象と違うということはあると思いますし、最初に言っていた事と違うということもたくさんあると思います。
就職は違うことの連続

たとえ望んで入ったとしても、最初の理解と違ってくるとストレスは一気に高まります。
でも、最初はどちら側もすり合わせ状態なので、お互いの認識のズレを埋める必要があります。
その作業をした上でどう判断するかです。
この作業をしないで「この会社は違う」と思ってしまい、辞めてしまうとせっかくのきっかけを逃してしまいます。
この場合のきっかけとは「出会いのきっかけ」です。
出会いのきっかけは第一印象だけで判断すると間違うこともあるので、慎重さが求められます。
やれることはどこまでやった?
辞めないで仕事を続ける場合は良いですが、辞める場合はやれることをやった上で判断しないと後が大変です。
「辞め癖がつく」という話が出ることがあります。
この辞め癖は、一面をみて全部が分かったような気になっている状態です。
このため安易に辞めてしまうと、それから後は辞める期間がどんどん早まります。
感覚を重視し始めるためです。
いつ辞めても良いから、今できることをやる
目的を持ってそこに入った人ほど違和感に対して向き合う必要があります。
印象と違ったからと即断するのではなく、まずは新しい環境に身を置き続けます。
心が感じる違和感はとりあえず無視をして、目の前の事に取り組んで行きます。
3ヶ月、6ヶ月と時間を経ていく毎にどう感じるかです。
大体3~6ヶ月が山場になります。
最初に思っていたことと違うけれど、これはこれで受け入れられる、許容範囲の事であれば継続をしていけます。
最初に思っていたことと大分違うのはしょうが無いけどこれは無理、というのであればやはり無理です。
感覚で進退を決めるとおかしくなりやすい

合わない事が自然なのに、合わない事をおかしく感じるようになると息苦しくなってきます。
そうならないためにも、望んでその組織や学校を選んだのであれば、自分をその環境に慣らせる馴染むのに時間を掛けることです。
時間を掛けた上での判断であれば次に繋がります。
辞める事はOK、ただし、やれることをやった上で判断する事です。
今は辞め時ではないということもあります。
感覚で判断すると「こんなはずじゃ無かった」という人生に繋がることがあるので要注意です。
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