離婚をしたいけど、子供のために大人になるまでは我慢しますというお話があります。
それは「今を生きていない」可能性があります。
今を生きていないとき、将来も危ういです。
良い悪いではなく、その選択で大丈夫かどうかです。
親は子供の事を大切に思いますし、子供も親の事を大切に思います。
ただし、親は未来をみて、子供は今を見ていることが多いです。
子供にとっては未来よりも「今の方が大事」
「離婚をしたい」という想いが出てくるときは、大抵、現実も悲惨な状態になってます。
だから私に相談される流れがあるわけですが、ここには2つのポイントがあります。
まず大事になるのは「離婚をするかどうかは重要では無い」ということです。
離婚をすれば良くなると思うのは、少しズレている可能性があります。
何が合わなくて、何が合うのか、どこが問題になっていて、どこは大丈夫なのか、そういうところはすっ飛ばして「離婚しかないのかも」という感情が出ていることがあります。
占いは「相手との距離感」「相手との感性の違い」などを明らかにしていきます
「離婚をしたい」という状況は、相手との不一致の部分が強調されている状態です。
その不一致の部分について、調整が可能なのか、それとももう無理なのか、それが最初に必要になります。
離婚が必要なのか、離婚をしなくても他に手段がとれるのか、そういうことを先に明らかにした方が良いです。
現状のままだったら、たぶんもう無理です。
占い師に相談するような状況にまで来ていると、ほぼ「終わり」が近いです。
でも、まだ終わってません。
今の状況で変えられることがあるなら、試す必要性は大いにあります

これが夫婦のために必要な視点です。
もう一つのポイントは「子供にとっての視点」です。
離婚は子供に悪影響を与えると思う親御さんがいます。
でも、すでに現状が悪影響を与えていると思いますがどうでしょう。
ここで大事なのは「この子はどんな子か」です。
親の影響を強く受ける子供なのか、それとも自分の人生を自分で切り開いていく子供なのかです。
環境の影響を強く受ける子供の場合、夫婦関係は強烈に作用します
離婚するかどうかは別にしても、今の状況は少しでも早く変えた方が良いケースです。
一方で自分の好きに行動する子供の場合、親がどうであってもあんまり気にならないです。
いわゆる自立心が高い子供の場合、親を反面教師にします。
それが良いかどうかは別にして、子供によって全然違うということです。
子供のために離婚しないではなく、それこそ「自分と子供のために必要なこと」をはっきりさせることです。
常識や固定概念が思考を邪魔をします。
でも、現状を整理し、未来を整理すると、今何を選択すると良いかが見えてきます。
「~ため」ではなく、「自分も含めたみんなにとって」が明らかに出来ます。
離婚するとかどうとかは、その後でも十分です。