占い師が言う「好きな事を始めれば良い」というのは結構きついことがあります。
大体、「好きな事」っていうのが思いつきません。
好きな事を思いつく人は、その好きな事をやって良いかどうかで相談されます。
好きな事を思いつく人とそうで無い両者は全然違う状態です。
好きな事が思いつかないなら「出来る事」に切り替えます。
ただ、この「出来る事」といわれても、これも思いつかないかもしれません。
好きな事も出来る事も無いから目の前の事をやる
これまでそういった事を考えなくても済んだ状態だった、あるいは気にする必要が無かった状態だったと言えます。
この平和な状態は一種の見せかけで、年齢と共に底知れぬ不安や焦りを覚え、相談される流れになります。
参考:「不安が強くなるとき」
そこで意識の持ち方として「自分に好きなものは無い、出来る事も無い」という立ち位置からスタートします。
私の占いのやり方は、その人の日常を占うところまで入り込むので、今何をしたら良いかということが分かりやすいです。
人と話をしながら自分を見つめた方がやりやすいというのもあります。
最初は生活を整える後回しにしていたことを片付ける
「そんなことをあれこれ相談するものなの?」と感じられるかもしれませんが、そこまでしないとどうしたら良いかが見えてこないということです。
自分に好きなものは無い、出来る事は無いというところからスタートすると、今目の前の事がとても大事になってきます。
良くも悪くも「今」があります。
今があるお陰で「自分はどうすることが良いのだろう」と考える事が出来ます。
今がすでに危機的な場合、自分は何が一番良いかなんて考えられません。
目の前の事に追われるだけです。
それを考えれば、まだ少しだけ時間があります。
こういうときは最初に生活を整えます。
一つ整理すると一つ未来が開ける
生活を整えるとは保険の見直しみたいなものです。
とりあえず日々の必要な事、何となくやっていたことを整理し、時間を空けます。
空けた時間で「新たに必要と思われる事」を考え、スタートします。
やりたいこととか好きな事とかじゃ無いです。
何かあるはずだ!と思っても、無いから思いつかないのです。
大丈夫、私自身も特に思いつかないので、それが普通じゃないかと勝手に思ってます。
「やっておかなきゃ」というのが、いま、必要な事です
それをまずはあぶりだして一つずつ片付けていきます。
一つずつ整理が付いていくと、何をしていったら良いか、何をしたいかが少しずつ見えてきます。
見えてこない場合は、今度は収入を増やすために副業でも始めると良いです。
生活に余裕が出てくると不安が楽になる
人は収入が少し増えると、それだけ気持ちが楽になりますし選択肢が増えます。
選択肢を増やすことによって、新たな気づきが増えます。
「好きな事を始める」「やりたいことをやる」という言葉に戸惑ったときは、「何から始めたら良いか」というところに注目して整理をしていくと良いです。
これは半年や1年ぐらいはかかる話ですが、それだけの時間を掛けることで、かなり毎日が楽になってきますし、不安が楽になっていきます。
人生の節目と感じる時はこちらをご覧ください → 「運気が切り替わる時・運命の変わり目・運勢の節目に起こること」
【ここで取りあげたリンク】
・「不安が強くなるとき」