大殺界や天中殺、厄年、空亡、陥入(かんいり)など「時の流れから来る衰運期」の受け止め方として、大事な考え方があります。
これらの言葉を怖がる人は山ほどいるのですが、それを扱う占い師さんに「本当の所はどうなのか?」と相談したことってあります?
私の身の回りにいる占い師さんで、これらの運勢を「ダメな時期」という人は一人もいません。
大殺界については身の回りに六星占術を使う人がいないので、イメージなのはごめんなさい。
運勢が下がるときが「全てに悪い時期」とは限らない
運勢は波なので、上がっている時を良いとき、下がっている時を悪い時と分かりやすいように言っています。
しかし、これでは運勢の基本的な考え方が偏っています。
運勢は上がるときは行動的になるとき、下がる時は力を蓄えるときという理解の方が自然です。
行動ばかりでも幸せを感じにくいですし、力を蓄えてばかりでも同様です。
だから、行動的になるとき、大人しくするときとメリハリがあるわけです。
占いの言葉を恐がり過ぎる必要性はない
では何が大事なのか?です。
占いは意味も無く運勢が下がるということを伝えません。
何か意味があります。
この大殺界や天中殺、空亡、厄年などについては「身辺に対して慎重になる」ということが一つの目安になります。
家を建てようが、引越しをしようが、結婚しようが、就職をしようが、それが問題ではないということです。
無理をすることがおかしな状況を作り出す

問題になりやすいのは、大きな動きをするときに「無理をしていないかどうか」です。
そして、この運勢が下がる時期は無理をしやすく、その無理を押し通しやすい時期でもあるということです。
こういうのは相談者本人が一番分かっているはずです。
これが「今どの選択をしたら良いか」という目安の一つになります。
「時期」というのは占いの得意とするジャンルですが、それだけでは今やろうとしていることの可否は判断出来ません。
時期が悪くても必要なこと、時期が一番大事なこと
この重要度をチェックするやり方は、相談者の現状と希望、将来性、やろうとしている事などを一つずつ整理していくことで分かります。
運勢が下がるときでも必要なことなのか、それともよく考えたらほかに重要なことがあるのか、こういうことは意外に頭から抜けていることがあります。
それを「占ってもらう」というアクションを起こすことで、再チェックしやすくなります。
再チェックしてみると、考えておかなければならないものが抜けていたりして、それが結構大事なことだったりします。
問題点を明らかにして対処する
保留にしたほうが良いのに無理をすればトラブルを招きやすいです。
しかし、そうであったとしてもやらないとダメな時があります。
そういう場合は、自分の運勢の元気なところを活用します。
運勢が下がるとき、すべての運勢が一度に全部下がるわけじゃないです。
下がるポイントというのがあります。
それを明らかにして出来るだけそこを避けて、求めることをやっていくというやり方もあります。
流れを無視して好きなようにというのではお話にもなりませんが、実感としても大変なのはあるけれど、何とかしたいという場合に役立つ手法です。
運勢が下がるときは自分を振り返るとき

その時に「いろいろ考えたけどやっぱり大丈夫!」と思えるならば、それはチャンスです。
時の運のとらえ方を間違えるとその後の人生で大きく後悔することがあるので、安易に「運が悪い時期だから」と決めてしまわないことです。
そういう受け止め方を避けるだけでも、大分違ってきます。
ジャンルは違いますがこういった見方も大切です:「今後、出会いは無い!結婚は出来ない」と占いで言われても気にしなければ大丈夫?」