方位鑑定は人生の選択の方向性まで掘り下げることが出来ます。
方位の影響が最も強い同会月というものがあります。
方位が気になる人はこの期間にあれこれ試された人もいるかもしれません。
方位が気になったら方位鑑定をするのですが、本来、方位鑑定は吉か凶かだけで結果を出すことはありません。
他の占い師さんは分からないのですが、吉方位か凶方位かを出すだけなら誰でも出来ます。
ただし、この結果だけで引っ越しや旅行、何かの選択肢について良い悪いというのは危ういです。
吉方位・凶方位になった背景が重要
出てきた結果が吉方位なら良いです。
良くなっていくだろうと予測が出来ますし、気持ちも気楽だからです。
凶方位の場合はしんどいです。
凶方位が悪いというのは理解出来ても、どうしたら良いのかが分かりにくいためです。
その結果出てくるのが、凶方位に行ってはいけないという結果です。
運勢に上下があるように、運気にも上下があります。
運気が下がる原因の一つに凶方位であり、運気が下がるから現実面で問題が起きやすいと理解します。
一番のポイントは「その選択がどこから来て、どこに繋がっているか」です。
これは方位の吉凶だけでは分かりません。
占いの軸は相談者の本質と現実
私はいろいろな鑑定プランを設定していますが、実は全て同じ所を基点にしています。
それは「相談者にとって最も大事なことは何か」ということです。
今やろうとしていることが良いとか悪いとかは、何か比較対象があるはずです。
占い師の場合はそれがホロスコープや命盤(めいばん)、あるいは手相や家相など占う対象になります。
でも、これだけでは分からないことがあります。
それが「現実」です。
過去から現在に至るまでどんな感じで、これから先どういうことを考えているかという現実です。
一つの占いだけでは分からないことを補う必要がある
方位の吉凶だけでは足りない理由は、どうしてそこに行く事になったのかという背景、そして、なぜその選択をしようとしているのかという意識、更に今の時の流れはどうなっているのかという時間が考慮されていないからです。
吉方位は良い、凶方位は悪いというのはあくまで占いの結果で出ていることです。
その一面だけを見て良い悪いと判断するようになると生活がおかしくなります。
人生は総合点だと思っています。
総合点とは「現実は総合的に見てまあ良いかな」「悪いかな」ということです。
総合点を出すためには今回の選択に関連することを出来るだけ幅広く鑑定していく必要があります。
ここまで占っていくことが出来ると、目の前の吉方位や凶方位の意味も明確になってきます。
凶方位の様に見えても、実はこの選択が大事だという場合もあります。
方位鑑定だけで吉方位・凶方位は便利だけどそれだけでは足りない場合もあります。