吉方位や凶方位は通常「運気」の側面が強いです。
運気と運勢の違いは、運勢は持って生まれた時の流れ、運気も持って生まれたものもあるけれど、自分の行動や生き方と共に上がったり下がったりする部分もあります。
運勢は川の流れの様なものなので、自分が流れに合わせるか、流れに逆らうか、そういった違いがあります。
運気は自分の一部でもあるので、自分が良い状態の時は運気も自然と上がり、いまいちの時は運気も下がります。
健康とリンクしている部分もあります。
このほか吉方位や凶方位を使って外から自分の運気を上げていくパターンや家の運気を整えて家から受ける運気を良くしていくなどもあります。
実際には吉方位や凶方位には運勢も入る
しかも、その運勢は机上の論理の運勢ではなく、現実そのものです。
机上の論理の運勢とは、生年月日とか時の流れの変化とかなどを読み取るホロスコープや命盤などを使ったものです。
歴史・仮説・検証の積み重ねで現在の占いの解釈が生まれています。
現実を無視したものではありませんが、目の前の相談者の現実を反映しているかどうかは別の話です。
誤差があるかどうか、修正が必要かどうかを判断するために、現状や過去、背景などをお聞きして微調整するのが占い師です。
吉方位や凶方位は「現実そのものの運気」
方位を意識して予定を決める場合でも有効なのですが、それ以上に自然と決まった予定、または、強制的に決まった予定と方位の関係がすごく重要です。
自分の意思とは関係無く決まる予定というのは、運命そのものです。
運勢とかじゃなく運命です。
その人が通ることになっている現実=運命です。
過去の積み重ねと現在と未来が繋がっているこの瞬間を切り取ったものが「予定」になります。
もちろん、その予定は今後どういう風に変わっていくかは分かりませんし、変わらないかも知れません。
今回の予定の吉凶を明確に教えてくれる
大事な事は「良い悪い」ではないということです。
吉方位だから良い、凶方位だから悪いというほど簡単ではありません。
なぜなら、その予定が組み上がるまでの経緯と経過があるからです。
吉方位・凶方位というのはその経緯と経過の吉凶と、そこから繋がる未来への吉凶を教えてくれます。
ただし、この鑑定方法もやはり方位の影響を受ける人じゃないと意味がありません。
何でも占う事自体は出来ます。
枠に当てはめて解釈をすれば良いので可能です。
鑑定結果の一致は現実とのすり合わせが必要
すり合わせをした結果、吉凶は出るけど現実と当てはまらないのであれば、参考にする必要は無いです。
一方で現実に当てはまるなら、これほど便利な目安はないです。
吉方位や凶方位の影響を受けるとかそういう話ではなく、時の流れと自分自身がどこに向かおうとしているのかを教えてくれるのです。
方位鑑定ではこれが一番役立ちます。
この鑑定結果をもとにして、その人の資質や生き方、選択の仕方、どこに向かうと良いのか、何をしていくと良いのかとすり合わせていくと、今必要な事が明確になります。
何かをやるとかやめるとか、そういうのとは違って、現状把握のために必要な鑑定です。
相談者が望む事で占いの結果は変わる
この鑑定は凶方位だから吉方位に行けば良いとかそういう次元の鑑定ではありません。
過去からの経緯から未来に向かっている実際の運命を表しているので、その人の生き方や選択の仕方、考え方に強く影響を受けています。
逆に言えば、方位を修正するのではなく、自分自身の選択や方向性を修正することで対処が出来る話でもあります。
通常の運勢鑑定に比べて非常に具体的になるため、何かをやろうとしている人にとって役立つ鑑定方法になります。