凶方位に引っ越したら、吉方位に引っ越しをしないと凶運から逃れられないと思っている人がいます。
そんなことないです。
それを言ってしまったら、これまでの引っ越しだって全部ダメって話になりかねません。
中には凶方位ばかりに引っ越しをする人がいます。
鑑定をしてみると結構きつめの人生になっていることもあります。
しかし、それは「凶方位に引っ越したから」と考えるには短絡的すぎます。
再度引っ越しをする負担は大きい
いろんな事を考えて引っ越しをしますし、いろんな状況や環境があります。
その結果「その引っ越しは悪かった」と言われるとかなりのショックです。
ただ、もう一つの見方があります。
「もし、今が辛いなら」引っ越しという選択肢から見直してみるというやり方です。
凶方位の影響について、解釈はいろいろとあります。
基本的には2つの見方があって、一つは環境から影響を受ける解釈と、もう一つは自分の内側から影響を受ける解釈です。
環境からの影響、自分の内側の影響の二つのパターン
環境から受ける方位の影響とは、その文字の通り、身の回りからあれこれと振ってきます。
分かりやすいところでは人間関係が変わったり、物が壊れたり、あるいは逆にゴミが増えたり。
もう一つの自分の内側から方位の影響を受ける場合、今までとは違った感じで行動をしたりします。
よくあるのはストレス耐性が弱くなり、精神的に今まで以上に不安定になったりします。
占いとの因果関係を明らかには出来ないのですが、「方位」という一つの目安を使おうとする時に目安に出来る人もいるわけです。
占い師の話は本当に正しいの?
凶方位に引っ越したら、吉方位に引っ越しをするまで運気は変わらないという人がいます。
これは本来理屈に合いません。
方位の影響を考慮するとき、引っ越しと旅行の違いはざっくり言ってありません。
どこかの方位をとれば、何らかの方位の影響を受けるというものが気学などの考え方です。
それが引っ越しだから引っ越しをしないとだめとか、旅行だから旅行をしないとだめっていうのは強引です。
実際、再度引っ越しをしなくても運気の流れは十分変えていけます。
世の中不幸な人ばっかりになってしまう
方位的に凶方位の方が多いので、引っ越しで凶方位を選択しないほうが難しいぐらいです。
いつも言いますが、凶方位を怖がる場合、まずは方位の影響を受ける人なのか、方位の影響を目安に出来る人なのかってことが先に来ます。
そして、方位の影響を目安に出来る人ならば、方位の影響を活用することも出来るわけです。
凶方位に引っ越して大変な状況に「もし」あるならば、吉方位に引っ越しをする前に出来ることがあります。
また、方位の影響を受ける人ならば、吉方位旅行で流れを変えられますし、家相の活用も出来ます。
占いの世界で「これしかない」は少ない
確かに「ベスト」というのであれば、凶方位の引っ越しに対して、吉方位の引っ越しという選択肢はあります。
しかし、厳密にはほぼ不可能です。
理由は簡単で、大阪から東京に凶方位で引っ越したとしましょう。
理屈上、この凶方位の影響を再度引っ越しで変えていく場合、同じ距離と同じ程度の吉方位の影響が必要になります。
無理ですよね(笑)。
せいぜい再度引っ越しをするとしても、都内で引っ越しをするとか、あるいは近所に引っ越しをする程度でしょう。
ベストでなくてもベターを探すのが占い師
方位の影響が目安にならない人はそもそも大丈夫ですし、方位の影響が目安に出来る人なら対処も出来ます。
旅行などをするので労力やお金は掛かりますが、流れを変えていくことは可能です。
大事なポイントは「凶方位」に軸があるわけではなく、その凶方位を選んでいる「自分自身」に軸があることです。
要は自分のどこかに流れを悪くする問題が隠れいている可能性があるよって教えてくれている状態です。
もちろん、すべての凶方位の選択でそのように言えるわけではありません。
それを明らかにするために占い師がいます。
方位の影響を受けやすい人には、この「選択のずれ」も明らかになりやすいです。
そこを微調整しながら、凶方位の影響を小さくし、吉方位の流れを引き込みます。
凶方位に引っ越したからと言ってどうにもならないってことは無いってことです。